円山公園駅は北海道神宮や円山動物園があることで有名です。
しかし、実は円山公園駅エリアには半径3キロ以内にミシュランの星つきレストランが19軒もあります。
美食の街は円山の見えない顔でもあり、美味しいフレンチレストランもたくさんあるのです。
その中でもコートドールは30年以上の歴史を持つフレンチレストランとして有名で、今回ランチに誘われて行ってきました。
ご縁があって、感動の料理と接客を体験させてもらったので、レポートしてみました。
札幌の地域ブログを運営しているまるっと円山ライター担当のマエちゃんです
まるっと円山イラスト担当のハラちゃんです。今回は招待してもらって、お知り合いの方と3人で一緒に行ってきました。
円山にあるコートドールのお店の場所
コートドールの場所は円山公園の宮ヶ丘にあります。
すぐ近くは北海道神宮の第二鳥居があり、北海道神宮が非常に近い場所です。
また、近くにはミシュランを獲ったフレンチレストランのモリエールもあり、まさに美食激戦区と言っても言い過ぎではありません。
コートドールは重厚な外観で、住宅街の中にあっても目立つ見た目をしています。
■住所:〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘1丁目2−38
コートドールのランチ・ディナーの値段
名物のメニュー | 価格 |
Lunch(コース1) | 5,445円(10%サービス料込み・税込) |
Lunch(コース2) | 7,260円(10%サービス料込み・税込) |
Lunch(コース3) | 9,680円(10%サービス料込み・税込) |
Dinner(コース1) | 12,100円(10%サービス料込み・税込) |
Dinner(コース2) | 16,940円(10%サービス料込み・税込) |
コートドールの中に入ると、ランチとディナーメニューが張り出されていました。
ランチメニューが3つ、ディナーメニューが2つあります。
こちらのお店はもう20年近く通われている方に紹介していただき、ディナーの時に初めて利用させてもらいました。
今回はランチタイムの利用で、メニューが3つほど並んでいます。
フレンチレストランなので予約必須なのですが、1ヶ月前くらいなら予約を取れるともう20年弱通っている方から教えていただきました。
円山のコートドールでランチをいただく
コートドールは2階に待合席があり、全員集合したら3階に案内してもらいます。
3階は広く、店内のテラス席で、50席ほどありました。
しかし、テーブル一つ一つが広めに距離を取られているので、他の人を意識せずに会話に集中できます。
また、ワインと料理をサーブしてくれるソムリエの方がいるのですが、支配人を務められてる福田さんのサービスがすごいとの評判です。
今回は、支配人のサービスとともにいただきました。
アミューズ
最初に出てきたのが、アミューズです。
アミューズとはアミューズメントから来ていて、「ひとくちのお楽しみ」という意味だそう。
メニューに載っていなかったのですが、シェフがこれからのコース料理を楽しんでもらうため、腕を振うものだそうです。
今回は食べられる泡が中に入っていて、とても驚きました。
続いて運ばれてきたのが、噴火湾産桜鱒のショーフロアと桜のラヴィゴットソースです。
ショーフロアは、フランス語で「熱い・冷たい」を表す単語だそう。加熱した肉や魚をいったん冷まして、ソースで表面を固めた冷たい料理のことを言うそうです。
桜鱒をふんわりしたソースで絡めて、ナイフで切ると桜鱒が「こんにちは」と現れました。
これが不思議な食感で美味しいこと。
北寄貝とコンテチーズのグラチネは、北海道らしい素材の北寄貝にほうれん草やチーズを入れて、グラタンのようにしたものです。
コンテチーズというあまり聞かないコクのあるチーズで、非常にすごく感動しました。
また、北寄貝が新鮮で美味しいこと。北寄貝で有名な苫小牧出身のまるっと円山イラスト担当のハラちゃんも、思わず北寄貝の質の良さに感激していました。
エイヒレのクールブイヨン煮とシェリー酢バターソースは、東京の三田のコートドールの斉須シェフのスペシャリテだそう。
スペシャリテ=とはシェフが自慢するほど得意とする料理を指します。
酸味のあるソースをエイヒレと絡めて食べます。ネギも辛味がなく、目の覚めるような酸味のソースが新鮮でした。
メインディッシュの料理は、4つの牛肉・豚肉・鶏肉・羊肉から選べたのですが、牛肉を選びました。
お皿が運ばれてくると、お肉の赤いこと、赤いこと。
本当に表面だけを焼いたのか、生の部分が残っています。
食べてみると柔らかい極上のお肉で、ため息が出ます。
生きててよかったと思える牛肉でした。
発酵バターミルクのソルベカルダモンのジュレ
メインディッシュが終わったら、ここで一旦リセットです。
発酵バターミルクのソルベカルダモンのジュレを食べました。これが本当に驚くほど爽やかで、口の中のお肉の油を流してくれます。
発酵バターミルクのシャーベットが酸味あって甘く、ジュレは無味に近いうっすらと味がついてます。
これは今回で食べるのが2回目なのですが、何度食べても感動する味です。
最後は、りんごのシブーストとカルヴァドスのアイスクリームです。
こちらは、サーブしてくれたソムリエの福田さんによると、「めったなことで褒めないオーナーも褒めたんですよ」とおっしゃってました。
カリカリのカラメルをスライドさせると、リンゴが顔を覗かせました。
これに香りも味わいも濃厚なブランデーを合わせたアイスクリームでいただきます。カルヴァドスの原材料はリンゴのお酒で作られおり、芳醇な香りがしました。
どこまでもリンゴを堪能させてくれるお菓子で、アイスと柔らかい食感とカリッとしたりんごのシブーストを合わせて食べるのが美味しかったです。
カフェと小菓子
最後に3つのお菓子を食べつつ、出てきたコーヒーを飲んでおしまいです。
ご馳走様でした。
編集後記
最後に感想を書くと、支配人の福田さんの接客がすごかったです。
フランス料理というと、お作法や知識を詳しく知っていかないといけないと思うのですが、こちらが知らなくても少しも偉ぶるところなく、お料理やワインを解説してもらいました。
それだけではなく、時折野球のWBCや甲子園のお話を混ぜたり、気軽に打ち解ける雰囲気を作ってくれるのが上手なのです。
それは、今回ご一緒させてもらった20年弱通われている常連のFさんがいたからというのも大きかったのでしょう。
しかし、それを差し引いても全然お客側に緊張させず、絶妙な距離感で料理やワインを紹介してくれる腕がすごかったです。
支配人の福田さんのサービス目当てに通われる方が札幌コートドールには多くいると聞きましたが、本当にその通りだなんと思いました。
円山の素敵なお店なので、よければランチやディナーに行ってみてください。
【CORT DOR(コートドール)】
■営業時間:12時00分~15時00分、18時00分~22時30分
■定休日:なし
■電話番号:011-614-1501
■住所:〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘1丁目2−38
■公式ホームページ:http://www.restaurant-cotedor.com/http://www.restaurant-cotedor.com/
■予約方法:コートドールのホームページから予約可能
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