道新ホールが閉館します。この歴史ある施設は、札幌市中央区大通西3の北海道新聞社本社の大通館に位置しています。
2024年6月末の閉館予定日に向けて、最後の「ありがとう」を市民に伝えるメッセージボードなども設置されました。
場所について探ってきました。
道新ホールが2024年6月30日をもって閉館
道新ホールは、1963年の開館以来、700席の観客を収容する中規模ホールとして、地元文化団体の発表の場や、バンドや劇団の登竜門として機能してきました。
サザンオールスターズやオフコースなど、名だたるアーティストがここで公演を行い、また落語家の立川談志さんなども愛用したことで知られています。
このホールは、その立地からも大通公園や札幌市の中心街に近く、市民にとってアクセスしやすい文化の中心地でした。ビル自体は1963年に建てられたもので、その時代の建築様式を色濃く反映しています。
老朽化で北海道新聞のビルが創成川イーストに移転するのに伴い、現在の場所の道新ホールは閉館をするようです。
閉館に際して、北海道新聞社は「ありがとう道新ホール」と題した約30の公演を計画しており、これには柳家喬太郎さんの独演会やさっぽろ落語まつり、地元出身のアーティストやバンドのライブが含まれます。
これらのイベントで、長年の感謝を込め、ホールの歴史に幕を下ろすことが決まりました。
現場に行ってみると、「ありがとう道新ホール」というメッセージボードがあり、閉館までのカウントダウンと ポストイットでメッセージが貼れます。
また、北海道新聞のビルが閉館するので、入っているテナントも続々と閉館予定です。
道新ホールの隣の北海道新聞本社ビルに入っているカフェ ド クリエや道新プレイガイドも、2024年6月から7月にかけて閉店します。
また、同じビルに入っている三菱UFJ銀行のATMも、6月末にオーロラタウンに出張所が開設されます。
すでに保険の第一生命ほけんショップビルは3月末に閉店していました。
三菱UFJ銀行のATMがオーロラタウンにできるのも、道新ホールの隣に三菱UFJ銀行があるので、ビルの閉館に合わせての動きだと思われます。
まだ、道新ホールの代わりになる新しいホールができるか発表されていないです。このまま行くと700席の観客を収容する中規模ホールが札幌から一つ消えてしまうかもしれません。
北海道新聞本社ビルは創成川イーストエリアに2024年中に移る予定です。HTB北海道ニュースによると、現在の大通公園前のビルは、ホテルとオフィスの2棟建てになるとのこと。
引き続き、動向をウォッチングしたいと思います。
【道新ホール 2024年6月30日閉館予定】
■営業時間:
■定休日:
■電話番号:0112212422
■住所:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目6
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