大通駅の5番出口の地下1階にあり、上は大通公園5丁目という絶好の立地にある大通情報センター。
札幌でやるイベントのパンフレットやチラシが貰えて、「次はどのイベントに行こうか?」という楽しみ方ができます。
隣に図書カウンターや証明サービスコーナーもあり、利用したことがある人も多いのではないでしょうか?
実はここ、2024年3月31日をもって廃止が決まりました。
今度は大通観光案内・アイヌ文化PRコーナーとして2024年10月にリニューアルオープンします。
写真を撮ってきたので、レポートをします。
大通情報センターとザブーンが3月31日をもってさよなら
こちらが大通情報ステーションです。
観光やイベント、アート系のイベントのチラシを配布しています。観光案内所の機能もあり、便利でした。
でも、この人不足のご時世に、チラシを配布するお仕事に2人も人員を割くのは限界があったようです。
【大通地下のザブーンは3月13日まで!】
— 本郷新記念札幌彫刻美術館 (@sapporochobi) March 2, 2024
大通交流拠点地下広場に設置されている第3回本郷新記念札幌彫刻賞受賞作品・高橋喜代史《ザブーン》は、3月13日(水)夜に撤収します。札幌で見られるのはあとわずかです! pic.twitter.com/gEBQOS3uAH
合わせて、大通情報ステーションの目の前にある彫刻のザブーンも、2024年3月13日(水)をもって撤収!
こちらは第3回本郷新記念札幌彫刻賞受賞作品で、作者は高橋喜代史さんの作品です。
2021年2月2日より約3年間の展示の予定だったので、予定通り終了します。
とても面白い作品で目立つオブジェでした。
跡地には大通観光案内・アイヌ文化PRコーナーに
なくなってしまう大通情報ステーション。跡地は何になるんだろうと思って聞いてみると、スタッフさんからこんな答えが返ってきました。
今後はアイヌ文化PRコーナーになると聞いてます。
なるほど!どうやらアイヌ文化PRコーナーになるそうです。
調べてみると、かなり詳しい情報と経緯が札幌市のホームページで公開をされていました。
【大通情報ステーションの廃止の理由】
・2015年から運営されてきたが、窓口で外国語対応可能な人材の確保ができなくなってきた。
・パンフレットなどの配布もインターネットの利用者増加により、立地の良い場所に置く意義が薄れている。また、創世スクエアにもパンフレットの配布コーナーがあるので、そちらに集約する。
・交通機関と店舗案内の役目は、デジタル技術で代用したり、地下鉄駅員が対応する。
一方で、札幌市の問題として、サッポロファクトリー3条館にあったアイヌ文化PRコーナーの来客が少ないという悩みがあります。
札幌市はアイヌ民族の誇りが尊重されるまちづくりを目指して、第二次アイヌ施策推進計画を定めました。
このためにも、アイヌ文化のPRは積極的にやる必要があります。
地下歩行空間は1日10万人の通行量があり、ザブーンの撤収で広く空いたスペースを使い、イベントも開くようです。
引用:https://www.city.sapporo.jp/gikai/html/documents/01_soumu_051004_siryou.pdf
【アイヌ文化PRコーナーの予定】
コンセプト
・アイヌ文化の体験、学習
・アイヌ民族との交流
・アイヌ工芸の振興
展示内容
・身近な日常生活に関連するもの
イベント
・イベントも可能
具体的取組
・ワークショップ
・民具や文化
・歴史の紹介、展示
・アイヌ工芸品常設販売店
新しいスペースの有効活用という点で、新しい施策が非常に楽しみです。
札幌市内の人通りの多いところでアイヌ文化に触れるところは、札幌駅の地下しかないので、大通にもできるのは非常に良いですね。
楽しみです!
【大通情報ステーション】
■営業時間:10:00〜20:00
■定休日:なし
■電話番号:
■住所:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西4丁目
コメント