地下鉄新札幌駅直結のサンピアザには、いろいろな飲食店が入っています。
和食、洋食、中華、 チェーン店などが入っており、 定番のお店がラインナップされているのが特徴だと言えます。
その中にあるお店で面白い店が構えをしているのが、 萬字醤油屋本店サンピアザ店です。
萬字醤油屋本店は、もともと1955年(昭和30年)から岩見沢の炭鉱で労働者相手に作られていた歴史の古い食堂でした。
北海道岩見沢市の栗沢駅近くの国道234号線沿いに、萬字醤油屋・別館本店おとん食堂があり、今も岩見沢で営業しています。
その支店がサンピアザの地下3階にお店の支店があるんです!実際に行ってみると、レトロ昭和の雰囲気にデザインされた店舗に大興奮。味も非常に美味しいお店だったので、ぜひオススメしたいです
萬字醤油屋本店サンピアザ店の場所
萬字醤油屋本店サンピアザ店は、サンピアザの地下3階にあります。
新札幌駅の改札口を出て、3番出口の近くにサンピアザがあり、中に入るとすぐ右手にあるのが萬字醤油屋本店サンピアザ店です。
昭和のバラックを意識した壁。学校で使われている懐かしい椅子。机の横にかかっている赤ランドセル。
一目で昭和とわかるような店構えで、思わずときめいてしまいます。
萬字醤油屋本店サンピアザ店のメニューの紹介
萬字醤油屋本店サンピアザ店の店舗前には食品サンプルが置いてあり、お店に入る前にラーメンがわかるようになっていました。
代表的メニューは3つです。
初代小鳩らーめん 昭和のラーメンが再現されていて、煮卵やほうれん草が特徴的
名代萬字らーめん 岩見沢の炭鉱で労働者に出していたラーメンです。もともと労働者向けのラーメンなので味がしょっぱい
二代目醤油らーめん 初代と同じラーメンですが、チャーシューにバラ肉とロースが入っている。店員さんに聞いたら、味は初代より薄めだそう。
この3つが代表的なラーメンだそうです。
さらに小鳩らーめんが面白いのは、独特のネーミングをしたラーメンがあることです。
たとえば、給食六年生ラーメンは、 大きなチャーシュー入りおにぎりが特徴です。
小さい子供の顔ほどあるおにぎりがついて、値段は1000円。ラムネも付いているのでこれは非常にお得です。あまりにも大盤振る舞いなので、1日5食限定も納得です。
小学6年生が食べる量ではないんですが、ネーミングとのミスマッチが面白いところです。
隣にはお子様のメニューもあり、給食幼稚園という名前が付いています。
こちらはミニラーメン、アンパンマンのプレートにカレーやヤクルトなどがついていました。
こちらはお楽しみ金魚ができ、 プラスチックのたらいに入ったおもちゃの金魚すくいもできます。
子供と一緒に行くと、喜んでくれそうなギミックが嬉しいですね。
萬字醤油屋本店サンピアザ店のメニュー
名代萬字らーめんと初代小鳩らーめんを食べてみた
今回は名代萬字らーめんと初代小鳩らーめんを二人で注文して、食べてみました。
10分ほど待っていたのですが、お店の中はレトロ昭和なオブジェがたくさん飾ってあり、全然待ち時間も退屈しません。
記念撮影などをして待っていると、ラーメンが運ばれてきました。
ジャジャン! 見てください。アルマイトのお盆に乗って、まさに昭和の見た目のラーメンがあります。
茶色い醤油のスープに、黄色のちぢれ麺。なると分厚いチャーシューメンマが乗っています。
まるでおばあちゃんの家で食べいたザ・昭和のラーメン。
これは食べる前から期待が高まります。
さっそくラーメンをすすってみると、縮れてコシのある麺がしょっぱいスープにうまく絡み合っています。
これは懐かしく、シコシコする麺の感触がたまりません!
続いてスープです。醤油スープの味は濃いのですが、飲むとしっかりと鶏ガラスープの旨味が感じられました。
しょっぱいのに、どこか優しくほっとする味です。
ちょっとしょっぱいけど、しっかり旨味が出てます!これは美味しいですよ!
特筆すべきは、チャーシューの厚さでしょう。見てください。1センチはあるチャーシューの厚みです!
食べると、分厚い肉を噛み締める幸せが広がりました。
値段は2024年に入ってから高くなったようです。でも、「他のラーメン屋さんよりもたくさん食べてほしい」というメッセージをチャーシューから感じます。
同時に注文した小鳩ラーメンは、しょっぱさを抑えて、野菜や鶏がらの旨味をより感じられるラーメンです。
醤油のスープにほうれん草を浸して食べると美味!まさに昭和と言う印象でした。
お麩やナルトも入っており、今時珍しいほどの昭和のラーメンです。
私のおばあちゃんの家や母の作ってくれた醤油や塩ラーメンには、お麩が入っていました!
お麩がスープを吸って美味しくなり、おかわりをたくさんしていた記憶があります。
小鳩らーめんのほうが、北海道のおばあちゃんの家で食べるラーメンという印象で、おばあちゃんの家に帰ってきたような暖かさまで感じました。
これは定期的に食べたくなるラーメンです。
ご馳走様でした。
編集後記
記事の中で触れられませんでしたが、こちらのお店は座席の種類が豊富です。
今回食べたところは屋台風の座席でしたが、麺を入れる麺箱を改造したテーブルもあります。
座敷もあったので、0歳児からでも安心です。
おひやも学校で使っていたアルマイトのコップにやかんで注ぐところも懐かしさをそそられます。
まさに昭和をタイムスリップして感じられる場所!
美しいラーメンを食べるだけでなく、昭和のテーマパークような懐かしさまで感じられるので、ぜひ行ってみてください。
【萬字醤油屋本店 サンピアザ店】
■営業時間:月〜金曜日、10時45分~20時30分 土、日曜日、10時30分~20時30分
■定休日:サンピアザの都合による
■電話番号:0118902327
■住所:〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7−4 サンピアザ アークシティ
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