北海道神宮で外国人が民族衣装で桜と写真撮影。変わる令和のお花見

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昭和のお花見は、会社の人たちと休みの日に円山公園に行き、ジンギスカンをつつきながら親睦の深めるというイメージを持っていた人も多いのではないでしょうか?

昭和から時は流れ、令和に入りました。

2024年の令和のお花見は、日本に働きに来た外国人が休みの日に円山公園に行き、自分の国の民族衣装を着て桜と写真を撮るのが一般的になりそうです。

2024年の北海道神宮では、実際にインドネシアから来た方が写真を撮っていたので、お話を聞いてみました。

目次

インドネシアから北海道へ働きに来てる女性

2024年4月27日土曜日。最大10連休に及ぶGWの初日に入った北海道神宮では、多くの人が待ちに待った桜のお花見を楽しんでいました。

そんな中に目を引いたのが、青と白の鮮やかな民族衣装を着て、撮影会をしていた外国人の方です。

男性一人がカメラを構え、民族衣装を着ている女性二人の写真を撮っています。

気になったので、お話を聞いてみると、三人はインドネシアから2年前に日本へ来たそうです。

(カメラマンの男性と上記の写真の女性はご夫婦で、もう一人の女性はお友達だそう)

お仕事は、北海道の介護施設で介護をされているとのこと。

深いお話までは聞きませんでしたが、技能実習制度を使い、来られているのだと思います。

休日を利用し、三人で桜の写真を撮りに来られたようです。

女性の二人が着ていたのは、インドネシアの民族衣装のクバヤです。

写真の女性のお姉さんがファッションデザイナーで、お姉さんがデザインされたものを着ています。

白と青のクバヤとピンクの桜がトリコロールカラーを織りなしており、目を引きました。

我々が話しかけた後も撮影されており、桜の撮影会を楽しんでほしいなと思いました。

まるっと円山のマエちゃん視点

ミャンマーから来て、民族衣装を着ていた女性

北海道も人手不足です。

一番人口の多い団塊の世代(74〜76歳)が後期高齢者に入って働く人が減っています。

一方で、20代・30代の若い世代は賃金の低い肉体労働系の仕事につきたがりません。

大学の入学式や会社の入社式というタイミングで道外へ出ていく人も多いです。

これから介護系の仕事の需要が増えるのに、介護などの肉体労働系の働き手が減る北海道社会。

そこの人手不足を埋めるために、わざわざ海外から働きに来てくれてるのが技能実習生の方です。

他にも、ミャンマーから来た方も民族衣装を着て、思い思いに桜の下で写真を撮っていました。

北海道神宮の桜の綺麗さは変わりませんが、それを見に訪れる人は多様化しています。

「円山公園や北海道神宮の桜と民族衣装は、移りゆく令和の世相を表しているのだな」と感じる2024年のお花見でした。

マエちゃん

私は台湾に仕事で4年間住んでいました。実は台湾も日本と同じく介護業界の人手不足です。

他にも、韓国などでも介護する人材は不足していて、東アジアから東南アジアや南インドの介護人材募集争いが激化しています。

北海道の人手不足も深刻なので、外国から日本を選んで働きに来てもらえてありがたいと個人的に思いました。

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