2024年7月7日(日)、円山公園駅の裏参道エリアで「第20回夏まつりだ!円山公園裏参道」が開催されました!
今年は雨が降るかどうか危ぶまれましたが、無事に曇り空のもと開催されました。
円山裏参道で営業しているお店が出す個性豊かな屋台の数々!子供が楽しめて、大型景品もある射的やヨーヨー釣り、輪投げや射的の数々。
ストリートマーケットも個性豊かで、今年も盆栽の屋台などがあります。
円山裏参道夏祭りは本当に最高にお祭りなので、その魅力を今年もレポートしてみました。
AM 11:00 円山スクエア チャリティバザー
円山裏参道夏祭りは正午の12時からのスタート!
その1時間前の午前11時に始まっていたのが、円山スクエアでのチャリティーバザーです。会場は、西23丁目の札幌フードセンターから道路を挟んだマンションのエントランスでした。
円山スクエア町内会の方々がバザーを運営されており、2024年の活動売上は全て令和6年能登半島地震災害義援金にされるそうです。
今年も掘り出し物が多く、100円〜1,000円くらいでお茶碗やグラスが買えました。他にもコートやバッグ、靴も売っており、中には新品未使用品のコーナーも。
11時前からたくさんのお客さんが並んでいて、バザーの人気の高さが伺えました。
今年もお支払いすれば、商品の取り置きをしてもらえたようです。
2024年は子供用の絵本を1冊50円で4冊も購入できたので大満足です!
第20回夏まつりだ。裏参道の2024年の場所
ガッツリと取材をする予定でしたが、バザーに惹かれて見ていたら、すでに11時20分に。
円山裏参道に入ると、20丁目から25丁目まで歩行者天国になっていました。
設営の準備がだいぶ進められていて、活気があります。
ここからは2024年の裏参道夏祭りで面白いと思ったお店や見どころをピックアップしてみました。
西25丁目
西25丁目は、円山公園駅から1番近いエリアです。近くに駅直結の大型商業施設、マルヤマクラスもあります。
ここでは、飲食店とゲームなどの屋台が7対3位の比率でありました。
飲食店の屋台は、どれも円山裏参道のにあるお店ばかりです。
西25丁目は、鴨肉のコンフィを出してたルファルさん。鮎の塩焼きを出していた日本料理まるやまかわなかさん。プレミアム牛タンを出していたかまだ茶寮円山さんなどなど。
普段は裏参道で営業しているお店の屋台が軒を連ねていました。
子供用の屋台は、北星信用金庫さんやきもの処円山彩蔵さんの担当です。
100〜200円でできるヨーヨー釣りやスーパーボールすくいが目を引きました。
北星信用金庫さんは、スイカ割りのイベントもやっていました!子供たちが目にマスクをして、ビニールで膨らませたスイカを叩いていて、とても楽しそう!
笑顔の子供たちの姿が印象的でした。
西24丁目
西24丁目は、10店舗の屋台がある 1番充実しているエリアです。 ここには円山裏参道夏祭りの本部もあります。
遊べる屋台という意味では、西24丁目がトップクラスだったと思います。
毎年恒例の北海道銀行のやっている射的は今年もオススメ!
200円で3発できるのですが、なんと金賞の景品はニンテンドーSWITCHの『ペーパーマリオRPG』でした!
北海道銀行の方にお話を聞くと、こんなことをおっしゃってました。
「いつも円山の方に北海道銀行鳥居前支店をご利用いただいているので、日頃からの感謝を込めて出店をさせていただいてます。毎年一等にゲームソフトを用意するのは、子供さんに喜んでもえるのを考えてるからです」
「やはり、一等はゲームだろうと。射的で一等を取るのは難しいんですけど、子供が取ったら嬉しいものを予算の範囲内で用意してます」
とのことでした。
また、もう一つ豪華な景品で目を引いたのは、円山牛乳販売店の輪投げです。
なんと1等は、Play Station 5!2等は、Nintendo Switch、3等はNintendo Switchゲームソフトの数々です!
中学生までの子供が遊べて、ひっきりなしに行列ができていました。
お店の方にお話をうかがうと、豪華景品が置いてあるのは、代表の西本さんが考えがあるとのこと。
約30年前に円山で生まれ育ち、その頃の地域のお祭りは子供がたくさん遊べる出し物が多かったと言います。
昔の円山のお祭りのように、子供たちにも楽しんでもらいたいという思いで、昔ながらの輪投げをやっているそうです。
地域を盛り上げたいという強いメッセージを感じました。
他にも、飲食店の屋台も多く、ここでも円山で普段営業しているお店がたくさん出ていました。
かなり独特だと思ったのは、タイ料理のSOI MARUYAMAさんのラインナップです!
タイ料理の中にまぎれてあったのは、タイのレッドブル!
実は、タイのレッドブルは日本で販売されているものよりカフェインが多めです。それゆえにタイで飲むか、日本に直輸入するしか方法はありません。強力に効くものがタイ料理店に並んでいたのが面白いと感じました。
お店の方にお話をうかがってみると、どうやら店長さんの発案だったようです。
大きく売れることはないかもしれないけど、興味を持ってくれる人がいるかもしれないから、置いてみよう。
その発案で屋台に珍しいタイのレッドブルが並んだそうです。タイのレッドブルはちょくちょく売れていたとのことでした。
他にも、タイのシンハービールやチャーンビールも飲めたので、異国情緒あふれていて面白いなぁと思いました。
他にも明協通信機(株)さんも出店されていました。円山にあるこちらの会社は普段は電話の交換機を販売しているため、普通のお客さんとは接点がないそうです。
しかし、社長さんは名前を知ってもらいたいということで、出店をされているそうです。
社長さんにお話をうかがうと、「うちのできる事務員さんが2023年のお祭りでまわりを観察してたんです。くじ引きやお面が人気だったらしいので、2024年は事務員さんの提案を受けて、くじ引きを置いてみました」と言ってました。
大人気で2時間くらいでなくなっていたのが印象的でした。
こうやってお祭りで屋台で興味を持ってもらい、お祭りが終わった後にお店に入りたくなる流れができてるのが、円山裏参道祭りのいいところですね。
初代の会長さんの発案したアイディアが今も受け継がれています。
西23丁目
23丁目も屋台とゲームコーナーがメインでした。
フレンチレストランSIOさんが美味しそうなお肉を焼いていたり、バーの円山ナインさんがビールや蝦夷鹿フランク、上海焼きそばを出していて、こちらもただのお祭り屋台ではありません。
鮨無双さんが厚岸産の牡蠣を目の前で焼かれていて、食欲をそそりました!
食べるのも楽しめるのが魅力的です。
ゲームは、三井のリハウスさんが100円で3発できる射的があって多くのお子さんが並んでいました。
西22丁目
西22丁目も飲食の屋台とゲームコーナーが盛りだくさん!
SALLY’S CUPCAKE(サリーズカップケーキ)さんでは、わたあめやトゥカロンなど、女の子が大好きそうなお菓子が並んでいます。
デザインもおしゃれで、非常に目を惹きました。
隣は、北海道きなりさんです。マルヤマクラスに入っていた「軽井沢きなり」さんが移転して、こちらに名前を変えて出店しました。
10%オフをやっていたり、ナッツの試食をさせてくれたりと、興味をそそります。
祭りでは常時お店の方がいらっしゃるので、会話が弾みます。
北海道きなりさんがマルヤマクラスから移転したことを知らなかったのですか、お祭りのおかげで知ることができました。
西22丁目の遊べる屋台では、 地元のクリーニング店ベストドライさんの屋台が目立っていました。
金魚すくい、ヨーヨー釣り、スーパーボールすくいの3つがあり、 金魚すくいが1番目立っていました。
ヨーヨー釣りとスーパーボールすくいは他のお店にもあるのですか、金魚釣りをここだけです。
お祭りと言えば金魚釣りというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか? まさにそれを実現してくれたので、 楽しそうに金魚を釣っているお子さんがたくさんいました。
西21丁目 ストリートマーケットと札幌ファッションデザイン専門学校 DOREME
札幌ファッションデザイン専門学校 DOREMEの出店も、学生さんが作ったものを学生さんが売られてて、活気がありました。
こちらは毎年出店されているので、 地元の方も注目されている人が多いようです。
12時のオープンと同時に、お店の前には人だかりができていて、こぞって学生さんの作った商品を買っていました。
トップクラスの人気ぶりだったので、DOREMEさんの商品が欲しい人は、2025年はオープンと同時に行くことをお勧めします。
21丁目と20丁目はストリートマーケットコーナーも始まります。
2024年も昨年に引き続き、古本屋さんやおめん屋さんなどに紛れ、盆栽の屋台も!
ここの盆栽屋さんのオーナーのトークが上手で、思わず引き込まれるんです。今年もお店の前に立ち寄ったカップルが聞き入っていて、さすがだなと思わされました。
20丁目 セブンイレブンとストリートマーケット
20丁目はセブンイレブンの駐車場前に休憩スペースがあり、この近辺はストリートマーケットが並んでいました。
こちらの方まで来ると空いていたのですが、お祭りらしい屋台はこちらに立ち並んでいます。
お面屋さんや射的屋さん、占い屋さん、お祭りっぽい雰囲気を感じたい人には20丁目まで歩いてくるといいと思いました。
また、2024年に初出店されていたのが、発達障害の方々の療育スクールのたすく札幌さんです。
こちらは、不器用体験と題して、折り紙体験などができました。
折り紙体験は、特殊なメガネや軍手を使い、「発達障害の人の世界を体験してみよう」というコーナーです。
実際にやってみたのですが、発達障害の方の世界を解説してもらいながら折り紙を折り、非常に難しかったです。
他人の見てみる景色は違うんだな。こんな人がいるんだ!?
そう驚かされました。
教室長の方にお話をうかがうと、たすく札幌さんは2024年が初出店だそうです。教室をもっと知ってもらいたいということで、生徒さんと一緒に出店されていました。
教室も休憩所として開放されていて、お祭りの休憩スペースとしてよかったです。
イベントの出し物など
他にも、大道芸プログラムやダンスチームなどのパフォーマンスもあり、パフォーマンス時には 大きな黒山の人だかりができていました。
イベント後も ジャグリング無料体験コーナーもあり、19時のお祭り終了前まで人気のある大道芸人さんもいました。
編集後記
他にも、載せきれない思い出の数々!
お祭りでは、円山町内会の方が、沙村広明さんの描いてる『波よ聞いてくれ』という札幌を舞台にした漫画の試し読みを配られていました。(どうやら過去にたくさんいただいたらしく、配っていたそうです)
この漫画の1巻には、円山裏参道夏祭りが出てくるのですが、漫画の中の世界が現実になっていて胸熱でした。
円山の裏参道夏まつりでは、漫画『波よ聞いてくれ』も試し読み配ってますよ〜。
— マエちゃん(まるっと円山) (@maruttomaruyama) July 7, 2024
円山裏参道夏まつりで円山の町内会の方が、『波よ聞いてくれ』を持ってて、個人的にファンとして胸熱でした😊 pic.twitter.com/fvuIY3eJwe
お話をうかがうと、第二と第四土曜日の午前10時からマルヤマクラス横の遊歩道のお掃除や花壇の手入れをされているそうです。
お祭りという場所で、普段は知らない方々と接点を持てて、本当に良いお祭りだと思いました。
2024年も非常に楽しかったです!まるっと円山は、取材でいろんな札幌市中央区のお祭りに行きますが、独自性と楽しさ、地域を盛り上げようという気持ちで、円山裏参道夏祭りトップクラスだと思います。
ぜひ2025年も開催された行ってみてください!
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