札幌の夏の終わりの風物詩といえば、北海道マラソンではないでしょうか?
2021年の東京オリンピックで札幌が男子・女子マラソンの会場になり、2022年以降の北海道マラソンはオリンピックコースを体感できるマラソン大会として価値が高まりました。
まるっと円山では、大通公園でフィニッシュを見てきたので、その模様を写真で紹介します。
北海道マラソン2023のコースとオススメ観戦ポイント
北海道マラソンは上記の通りのコースです。
スタート・ゴール地点の大通公園を中心に北側は小樽市の新川通、南側は豊平区の平岸まで走ります。
大通公園を中心に自転車などを使って移動すれば、複数箇所でも応援しやすいです。
また、一番ラクな観戦ポイントは、以下の通りです。
・大通公園5丁目 0km スタート地点
・創成トンネル出口(ANAクラウンプラザホテル付近) 8〜9km地点
・大通公園5丁目 42.195km ゴール地点
スタート・ゴール地点である大通公園5丁目と、8〜9キロ地点の創成トンネル付近のANAクラウンプラザホテルは、徒歩15分!
簡単に往復できて、ゴール地点では中継のビジョンでレースの展開を追うことができました。
マラソンを走るのも楽しいと思うのですが、応援しやすいコンパクトさも北海道マラソンの魅力です。
実業団で活躍する国内の一流の選手を間近で見ることができ、10月からの大学駅伝シーズンでも活躍する学生ランナーも応援できます。
一流のマラソンランナーの魅力を間近に感じられるのが、北海道マラソンのいいところだと感じます。
大学駅伝の強豪校の東洋大学選手は、2022年から8月の北海道マラソンに選手を送り込んでいます。
お正月の箱根駅伝で活躍しそうな選手を前もって北海道で見られるのは、かなり魅力的だと思ってます。
北海道マラソン2023のゴールレポート
こちらが北海道マラソン2023のゴール付近です。
最後のゴール前のストレートは北海道庁赤れんが庁舎前の道路から曲がって、大通公園5丁目と6丁目まで続く道路です。
この風景は8時30分スタートで、1時間45分後の10時15分前後に場所取りをして、撮影しました。
夏の男子マラソンの最短ゴールは2時間10分前後です。ゴールタイムはおそらく10時40分前後になるはず。
そう予想して30分前にゴール地点で場所取りをしてみたのですが、これくらいの時間だと最前列で見ることができました。
最後の直線は長いので、中継テレビの見えないゴール付近以外なら、ゴールの15分前でも最前列で見れると思います。
男子マラソンの1位はパトリック・マゼンゲ・ワンブィ選手(NTT西日本)
北海道マラソン2023で男子トップに入ってきたのは、パトリック・マゼンゲ・ワンブィ選手でした。
今回が初マラソン挑戦で、暑さの中で脱落トップ選手が多い中、最後にトップで現れました。
しかし、あとゴールまで10メートルもないところで、倒れてしまいます。
30度を超す例年以上の北海道の暑さだったせいでしょうか?
これには見ていた観客もビックリです。
後ろの2位の選手が迫っていましたが、なんとかパトリック・マゼンゲ・ワンブィ選手は立ち上がって、また走り出しました。
そして、ついにゴール!
2時間20分54秒でパトリック・マゼンゲ・ワンブィ選手がゴールして、北海道マラソン2023の優勝に輝きました。
後続のJFEスチール競走部の岩田拓海選手は、遅れること5秒!
2時間20分59秒の日本人トップでゴールしました。
どこかで5秒の差が縮まっていれば、逆転の勝利だったかもしれないので、マラソンは最後まで目が離せないと思いました。
男子マラソンの学生トップは5位の村上太一選手(東洋大学)
学生トップは、駅伝強豪校の東洋大学の村上太一選手でした!
2022年から北海道マラソンに参戦し、2022年は先輩の柏優吾選手が日本人トップで、学生ながらすごい成績を収めました。
村上太一選手は2022年も大学3年生時に参加し、17位の好成績を収めています。
2023年は去年よりもレベルアップして、5位でゴール!
今年は天候不順で、気温も高い中、力のある走りを見せてつけてくれました。
10月からの学生駅伝での活躍も楽しみです。
村上太一選手は、2時間23分43秒で全体の5位でした。
村上太一選手は限界まで走って、ゴール後は倒れ込んでいたのですが、最後に走ってきたコースに一礼して、北海道マラソンを去りました。
東洋大学の選手は酒井監督の指導もあって、礼儀正しいです。改めてこの暑さでも礼をされていたのが、すごいなと思いました。
男子マラソンの8位入賞は古川大晃選手(東京大学)
その後の8位で入ってきたのが、古川大晃選手です。
古川大晃選手は東京大学の大学院生で、マラソンを独自に研究して走っているそうです。
左右の足で違うシューズを履いてみたりと工夫されています。
今回は8位入賞されていました。2023年の箱根駅伝も学連選抜で走るそうです。
古川くんみたいなあ。箱根で。 https://t.co/II2SnF5lHe
— EKIDEN NEWS (@EKIDEN_News) August 2, 2023
あの箱根の山の神である柏原竜二さんに5区の走り方をアドバイスしてもらったり、積極的に自分で考えて走っている選手でした。
ちなみに、今回の北海道マラソンでは、さっぽろ地下街を歩いている際にホストの勧誘を受けたとX(Twitter)で報告したり、マラソン会場から5キロ先のホテルを間違って予約してしまったとつぶやいていました。
札幌の地下街でホストの勧誘を受けた
— 古川 大晃 (@Furukawa_Hiroak) August 27, 2023
ホスト界、余程の人手不足
ホテルが僻地にありすぎて移動に困っているのですが、奇跡的に15時ごろに札幌グランドホテル付近に車で迎えに来て5km離れた西宮の沢まで送ってくださる心優しい方いらっしゃらないでしょうか。。。マラソンで脚がやられた上に雨も降ってきて絶望しています。。
— 古川 大晃 (@Furukawa_Hiroak) August 27, 2023
かなり正直に自分の様子をツイートされていたので、とても好感の持てる選手でした。
今後、もっとファンが増えるかもしれませんね。
女子マラソンの1位は澤畠朋美選手(さわはた〜ず)
女子の1位は澤畠朋美選手でした。
市民ランナーで、実業団には所属をしていません。
途中で実業団の選手を追い抜き、2時間38分18秒でゴールしました!
スケジュールがタイトだったのか、ゴールして3分後には表彰式に出ていてビックリしました。
澤畠選手の今後にも期待です。
編集後記
この後も見ていたのですが、北海道マラソンはゴール近くのアナウンスが魅力です。
魔女の宅急便の双子コスプレをした人が出て、「キキー!」とアナウンスされていたり、北海道マラソン皆勤賞の人が「35回、全て皆勤賞です」とアナウンスされていました。
一般参加の人もスポットライトが浴びれる大会だったので、北海道マラソンは参加するのも面白いと感じます。
そして、2023年の北海道マラソンは本州と変わらない暑さの中、約2万人が参加されて大変だったと思います。
お疲れ様でした。
ワタクシ、マエちゃん。中学時代、陸上部の長距離だったので、いつか北海道マラソンを走るのが夢です。
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