円山動物園に新たな展示施設がオープンしました!場所は円山動物園内の類人猿館跡地です。
「オランウータンとボルネオの森」と名付けられ、ボルネオの自然環境を模した設計となっています。
2024年5月21日(火)にオープンしたので、当日に行った模様をレポートしてみました。
円山動物園の園内に3カ所にあるお土産さんも確認し、オランウータンのお土産特集もしてみました。ぜひ参考になれば幸いです。
今回は私が一人で行き、オランウータンの写真と様子を見てきました!すごく面白かったです!
「オランウータンとボルネオの森」とは
円山動物園の「オランウータンとボルネオの森」は、2024年5月21日(火)にできた施設です。
この新施設の特徴は、オランウータンにとって、より自然に近い生活が可能な環境を目指して作られました。
オランウータンは熱帯のマレーシア・ボルネオ島の生き物ですが、円山動物園のある北海道札幌市は亜寒帯です。
リニューアル前の課題は、オランウータンが年間の8割以上を過ごす屋内展示場の高さが低いことでした。
動物園の動物だって生き物だから、原産地に近い環境で快適に過ごしたいですよね。
そこで考え出されたのが、2022年6月に全国で初めて作られた札幌市動物園条例です。これは動物を守るためのルールと宣言であり、「動物福祉の向上」を掲げています。
条例もできたので、新しい「オランウータンとボルネオの森」は、オランウータンの野生の生息地であるマレーシアのボルネオ島に近い環境になったそうですよ。
「オランウータンとボルネオの森」は約200平方メートルの広さを持ち、最高8メートルの高さがあります。
ここでは、オランウータンが樹木の間を自由に移動できるように設計されています。
「オランウータンとボルネオの森」に行ってみた。
リニューアルして本物の生息環境に近づいた円山公園のオランウータン館!これはもう体験するっきゃない!というわけで初日に足を運んでみました。
入ったら、いきなり「おしっこに注意」の看板があり、びっくりしました。どうやら子供のオランウータンのレイト君がおしっこをかけるようです。
ヤンチャな子供のレイトと振り回される母親のレンボー
オランウータンは母親のレンボーは26歳。息子のレイト(令斗)は4歳です。
写真の通り、活発的なのが息子のレイトでした。高いところに登って、ロープからロープに渡るスイングという移動をしたり、手を伸ばすお客さんの真似をして遊んでみたりと、元気いっぱいです。
一方で、母親のレンボーはヤンチャで騒がしい息子に疲れているのか、地面に座って休んでいるのを見かけました。
オランウータンは人間の次に子育て期間が長く、約8年間も子育てをするそうです。
2024年現在、まだレイトは4歳なので、母親のレンボーにとって、絶賛子育て期間中です。
どこの世界も母親は子供に振り回されるものなのかもしれません。
つい、「レンボーさん、お疲れさまです」と私は声をかけてしまいました。
「オランウータンとボルネオの森」は精巧なボルネオ島の世界も魅力!
円山動物園のオランウータン館の面白さは、オランウータンだけでなく、精巧に作られたボルネオの森にもあります。
「オランウータンとボルネオの森」の中は、本物の熱帯雨林の植物とコウモリやヘビ、ラフレシアなども再現しています。
館内には、オランウータンそっちのけで、中にある精巧な模型探しに夢中になる子供もいました。
オランウータンに夢中な子達と、ボルネオの動物や虫の模型探しに夢中な子達がみごとに分かれていたのが面白かったです。
ディズニーランドの隠れミッキー探しに近いかもしれません。
スコールが毎日3回も降る
「オランウータンとボルネオの森」の特徴は、本場の熱帯のジャングルに近づけるため、スコールを1日3回降らせていることです。
3回降るのですが、観客がスコールを見れるのは、正午の12時の回だけです。(スコールを直接浴びる体験はできず、見るだけです。)
ちょうど12時のスコールが終わった後に来園したので、中の展示物も濡れていて、本物に近く見えました。
将来、観覧者が館内で傘を差して、スコール体験も計画されているそうです。
円山動物園のオランウータンのお土産
オランウータンを見たら、きっとお土産が欲しくなるのではないでしょうか?
円山動物園は「オランウータンとボルネオの森」のオープンに合わせ、園内にある各ショップがオランウータングッズを取り揃えています。
それぞれ運営する会社は違うので、各ショップごとに品揃えが異なりました。
中にはオリジナルグッズを作っているところもあるので、チェックしてきました。
Museum Shop MARUYAMA
Museum Shop MARUYAMAは、円山動物園正門側にあるお土産屋さんです。 以前はこの場所にセブンイレブンがありました。
Museum Shop MARUYAMAは、TAG LIVE!LABEL(600円税込)という缶の商品があります。
こちらは円山動物園の動物写真を使ったラベルを缶に貼れ、飲み終わった後も記念ステッカーとして剥がして使えるのが特徴です。
オランウータン館のリニューアルオープンに合わせて、新しくオランウータンのラベルが追加されていました。
Museum Shop MARUYAMAの店長である亀畑さんに、TAG LIVE!LABELのオランウータンのお話を伺ったところ、こんなことをおっしゃっていました。
今回の商品のラベルは写真ではなく、CONTENTSという文字に注目してもらえたらと思います。
CONTENTSに記載している「IUCN RED LIST:CR」は絶滅危惧種でどのグループに入っているかの表記です。
円山動物園で見られるオランウータンですが、実は「深刻な危機」というグループに入っていて、絶滅危険度が極めて高いんですね。
この商品を思い出の一品に選んで頂くのももちろん嬉しいですが、そういった絶滅危惧種の実状など興味を持って、知って頂くきっかけになると非常に嬉しいです。
ありがとうございます!私は無知だったので、オランウータンを見ていて、「子供かわいいな」くらいしか思っていませんでした!
でも、絶滅の危機にあるなんて!
本当にオランウータンの子供が生まれるのは尊いことだったんだと、見方が変わりました。ぜひ、お土産を通して多くの人にも知っていただくと、「オランウータンとボルネオの森」というオランウータン館の印象も変わる人が多そうですね。
他にも、可愛いオランウータンのぬいぐるみが綺麗にディスプレイされており、非常にワクワクしながら品物を選べます。
Museum Shop MARUYAMAは商品に独自性があり、一番見ていて楽しかったです!
SAPPORO MAEUYAMA ZOO OFFICIAL STATION
SAPPORO MAEUYAMA ZOO OFFICIAL STATIONは、円山動物園の西門側にあるお土産屋さんです。
「オランウータンとボルネオの森」のオープン当日は、こちらが一番オランウータングッズが充実していました。
ぬいぐるみ、オモチャ、お菓子、缶バッチ、Tシャツなどなど、盛りだくさんです。
木彫りのオランウータン(大)が1,500円、(小)が1,200円、オランウータンのぬいぐるみが800円(オープン記念でセール価格)で手頃で買いやすかったです。
ZOO CAFE 円山動物園オフィシャルショップ
ZOO CAFE 円山動物園オフィシャルショップは、円山動物園の正門から入って、すぐ左側にあるところです。
こちらはこじんまりしていましたが、これから新商品が入荷するようです。
ZOO CAFEはオランウータンの缶バッチがこれから入荷するので、楽しみですね。
編集後記
オランウータン館は、入った瞬間から別世界なのが本当に楽しかったです!
動物園は美術館のように動物を見て、スッと次の館に移動するものですが、ここは注目するところがたくさんあって、ずっと滞在してしまいました!
展示一つでこんなに面白くなるものだと、ビックリしました。ここはぜひ多くの人に行ってほしいです。
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