子どもの自主性を育てる場!ちょこっとプレーパーク円山公園に行ってみました

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昭和、平成、令和と時代は流れていくうちに、自由な遊び場は少なくなってきています。

公園で子供が遊んでいたら、騒音でうるさいとクレームが入る地域もあるほどです。

しかし、もっと子供に自由な遊び場を提供して、子供の意思で自主性や冒険心を育てたいという動きも出てきています。

プレーパークと言うのですが、円山公園ではもう10年以上もプレーパークが開催されていて、今も毎月4回運営されています。

どのようなものなのか気になったので、まるっと円山で取材をしてみました。

目次

2023年6月24日の円山公園プレーパークに行ってみた

この日は北海道の6月末なので、すごく天気が良かったです。

場所はいつもの円山公園の自由広場が幼稚園の運動会で利用されているので、隣の場所に移動されていました。

ちょこっとプレーパークの前に来ると、そこの近くには立て看板が2つと受付が1つあります。

プレーパークの大人向けの説明と、受付で名前を書く場所が。

受付があるのは、プレーパークが市の支援事業なので、どれくらい人が来たかの報告が必要だからだそうです。

入ってみると、昔ながらのけん玉やコマが置いていたりします。

今の30代くらい(1980年代生まれ)まではコマやベーゴマを体験したと思うのですが、すっかり見なくなりましたね。

これを体験できるのは大人でも面白そうです。

他にも黒板とチョークもあって、自由に書くことこも。

さらにコップもあり、子どもが独創的な遊びをしたような形跡もあります。

プレーパークは小学生未満の未就学児は保護者同伴です。

なので、保護者が敷物に座って一緒に遊べるスペースもありました。

積み木や絵本などの部屋遊びができるおもちゃもあり、木琴を楽しそうに叩いている子どももいたのが印象的です。

テントも立てられており、ここで持参した荷物を置くことができます。

「授乳スペースとしてもどうぞ」との案内もあり、乳児を連れているお母さんにも配慮されていました。

ボール遊びもできて、懐かしのテレビ番組のサッカー版ストラックアウトも。

3〜4歳くらいの子どもが元気よく打ち抜いている様子も撮らせてもらいました。

マエちゃん

とても楽しそうでしたよ

札幌の円山公園のプレーパークでは、他にも木登りや泥遊びをしたり、冬の時期は雪でも尻滑りなどをして円山の斜面で遊ぶそうです。

10年以上の間で寄付や募金で集まったおもちゃもあるので、それで遊んだりもしています。

円山公園のちょこっとプレーパークは「ちょこっと」と名前がついているように、火曜日の平日月3回開かれていることから未就学児と保護者がよく集まる場所になっているのが特徴です。

プレーパークは場所によって全く違っていて、近くの桑園公園で開かれている【プレーパーク】あそびば桑園は土日に開催されているので小学生が中心になっていると聞きました。

平日のお昼の火曜日に未就学児の子どもがいる方は、同じ境遇の人とも出会える可能性があります。

スタッフさんは円山公園近くに住んでいない人が多いそうです。

だから、円山公園エリアに住んでいる人も、円山公園エリア以外に住んでいる人も、両方遊びに行ってみるといいのではないでしょうか?

ちょこっとプレーパーク2023 in 円山公園のスタッフさんの想い

プレーパークで面白いと感じたのは、子供の自主性を尊重する点です。

子供がおもちゃの説明書に載っていない使い方をしても、それをまわりの保護者は見守ります。

人に迷惑をかけたり、壊したりする使い方さえしなければ、保護者は子どもに口を出したりしません。

子どもはやりたいことを満喫するまでやり続けるので、それを見守る場所なのです。

逆に長くプレーパークに携わっているスタッフさんからはこう言われました。

スタッフさん

プレーパークを長くやっていると、通りかかった人から言われる事もあるんです。

通りすがりの人

子どもがおもちゃを正しく使ってない!それはダメだろう!

スタッフさん

でも、それも大人が勝手に決めた先入観ですから。

私たちは「見守ってあげるのがここのモットーなんですよ」と伝えているんです。

スタッフさん

逆に子どものほうが先生なんですよ。子どもたちを見てると、遊び方に正解はないことに気付かされます。

大人の自分のほうが先入観や自分の常識にとらわれていることに、ハッとさせられるんです(笑)

年々とネットで普及するにつれて、炎上騒ぎなどのニュースが多くなっています。

それに見慣れてくると、まるで世の中には正しいものがあるように錯覚させられるものです。

でも、ちょこっとプレーパークでは、子どもに対して自由な遊び方を提供して、のびのびと育てられる場所を地域で育んでいるのがいいところだと感じました。

ちょこっとプレーパーク2023 in 円山公園の予定

引用:https://maruyamapark.jp/event/p17534/
5月9(火)、16(火)、23(火)、27(土)
6月6(火)、13(火)、20(火)、24(土)
7月4(火)、11(火)、18(火)、22(土)
8月1(火)、8(火)、22(火)、26(土)
9月5(火)、12(火)、19(火)、23(土)
10月3(火)、10(火)、17(火)、28(土)

ちょこっとプレーパーク2023 in 円山公園の予定は火曜日と土曜日のどちらかです。

時間 10時〜13時

編集後記

マエちゃん

初めて足を運んでみたんですが、子どもの遊び場を大切に作っているのが印象的でした。

運営している人も、「円山公園がすごくいい」と10年以上前に感じられて、ここに決めたそうです。

今では札幌市の支援事業にもなっているそうですよ。

ハラちゃん

自然の中で自由に遊べる環境を飛び入り参加で体験できるのは、とても魅力的に感じました。

何より子どもたちがみんな思い思いに楽しんでいたので、円山公園のプレイパークの日に合わせて遊びにくるのはオススメです。

【ちょこっとプレーパーク2023 in 円山公園の予定】
■営業時間:
・10:00~13:00
■住所:〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘3丁目円山公園

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この記事を書いた人

札幌円山を中心に札幌中央区の情報をお届けするアカウントです。札幌での暮らす、働く、観光する地域情報ブログ「まるっと円山」を夫婦で運営してます。

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