この記事を読んでいる札幌市民の方、クイーンはお好きですか?
そうです。あのバンドのクイーンです。
2023年12月31日の紅白歌合戦に登場し、2024年2月10日(土)には札幌ドームに来て、クイーン+アダム・ランバートとして公演を行う、あのクイーン!
その彼らの特別展が、大通りの札幌PARCOで開かれています!
たまたま通りかかって入ったんですが、想像を超えた大感動だったので、紹介します!
QUEEN展 in Sapporoは、2024年1月13日(土)〜21日(日)までなので、ぜひ興味ある方は行ってみてください!
あの貴重なコレクションの数々が無料で公開されているので、行かなきゃ損!
直接行って写真を撮ってきました。
札幌PARCOのQUEEN展 in Sapporoの場所
場所は札幌市中央区の大通駅の札幌PARCO(パルコ)7階 SPACE 7です。
地下鉄南北線・東西線大通駅の南改札を出て、さっぽろ地下街のポールタウンに入り、宝くじ売り場の横に札幌PARCOの入り口があります。
期間 2024年1月13日(土)〜21日(日)
ちなみに札幌PARCO7階のクイーン展の隣は、マンガ『ベルセルク展』が同じ期間中にやっていますよ!
(本当はベルセルク展を見に行こうとして、クイーン展に惹かれてしまったのは内緒です)
札幌PARCOのQUEEN展 in Sapporoのすごさ
札幌PARCOのQUEEN展 in Sapporoでは、過去のフレディ・マーキュリー在籍時の貴重なグッズや札幌ビール園でクイーンと日本人スタッフが撮った写真などがたくさんあります。
これらを札幌PARCOで無料で見れるのですが、事前に知っておくともっと楽しめるのが、クイーンの日本へのファン愛です。
2023年の紅白歌合戦にも出てたし、2024年2月の札幌ドーム公演で札幌にくるクイーン。
ここまで日本が好きで、札幌まで来るアーティストはなかなかお目にかれません。
なぜ、クイーンはそこまで日本と日本のファンが好きなのでしょうか?
それはバンドの歴史と1975年の初来日時のエピソードが関わっています。
クイーンはイギリス出身のバンドで、1973年にデビューしました。デビュー後、2年間でいくつかの曲が全英チャートに入り、アメリカ公演も人気!クイーンはなかなかの人気バンドでした。
しかし、1975年に初来日した彼らを待っていたのは、イギリスやアメリカを圧倒的に上回る日本のファンの歓迎ぶりです。
羽田空港にはファンが1,200人以上も待ち構え、金切り声を上げるファンがいたほど!
ギターのブライアン・メイは、「僕たちは突然ビートルズになった」と当時を振り返っていました。
なぜ、そこまでの人気が出たのかというと、MUSIC LIFEという音楽雑誌が日本のファンにクイーンを紹介していたからです。
MUSIC LIFEはビートルズを1960年代から特集して、その後もレッドツェッペリンなども追いかけ、日本に紹介してきました。
「次はクイーンが来る!」と考えたMUSIC LIFE誌の編集部は1974年から特集を組み、日本人に向けてクイーンを紹介していたのです。
4人のルックスも相まって、それが1975年初来日時の空港の熱狂につながりました。
ギターのブライアン・メイは履いてたサンダルの片方を日本人ファンに取られるほどだったそうです。
でも、帰国前に手紙付きでサンダルを返され、「空港で大変な目に遭わせてしまってごめんなさい」と謝罪されました。
それにもメンバーは感動し、泣く泣く帰国したそうですよ。
最初の来日時は、東京、愛知、兵庫、福岡、岡山、静岡と全国を回ったクイーン。
1975年の初来日以降、日本のファンの熱狂があり、フレディ・マーキュリー在籍時のクイーンは1976年、1979年、1981年、1982年、1985年と6回も日本を訪れてライブをしています。
日本のファンの期待に応えたいという理由で、当時の洋楽のバンドとしては異例の日本の地方公演も何度も行いました。
札幌でも1979年の5/5、5/6の真駒内アリーナ公演、1982年10/29の月寒グリーンドーム公演も行っています。
今回の札幌PARCOのQUEEN展 in Sapporoで展示されている上の写真は、その時に撮られたものです。
当時の背景を知ると、とっても貴重な写真が展示されていて、感動もひとしおです!
クイーンが日本を好きというのは知っていたのですが、実際に貴重な写真や札幌公演の打ち上げ写真まで見てびっくりしました。
日本のファンと音楽関係者の熱烈なクイーン愛と、それに応えるバンド・クイーン!
その活動の軌跡とメッセージがあふれていて、これは本当に感動的です。
【参考記事】
札幌PARCOのQUEEN展 in Sapporoの展示
雑誌のMUSIC LIFEが提供している写真やサイン、グッズの数々
クイーン直筆のバイオグラフィ
これらは1975年の初来日時にメンバーに自分の自己紹介を書いてもらった紙です!
大御所バンドになるとテキトーに質問に答えるようになるそう。
でも、クイーンはデビューから数年後なので、丁寧に回答しているのも貴重と書いてありました。
意外だったのは、ドラムのロジャー・テイラーがめっちゃ几帳面な字を書いていたことです。派手な性格だと思ってたのに。
グッズも販売
クイーンの日本公演の軌跡とクイーンのメッセージ
編集後記
軽い気持ちで入ったのですが、展示しているクイーングッズとメッセージの濃さの数々にグッときてしまいました。
「日本好きだよ」という外国のバンドはよくいます。でも、濃度的に「日本LIKE」な人もいるのも事実(それはそれでいいのですが)
でも、展示から伝わるクイーンの日本愛は超絶濃く、これぞまさに「日本LOVE!」
クイーンと日本のファンが作り上げてきた「絆」に感動してしまいました。
この展示をしてくれている札幌PARCOさんやMUSIC LIFE誌などの関係者に大感謝です。
2024年2月10日の札幌公演も楽しみですね。うっ、GLAYも出るし、行きたくなってきました。
【QUEEN展 in Sapporo】
■営業時間:10:00〜20:00
■定休日:PARCOに合わせる
■クレジットカード・電子決済:不明
■電話番号:不明
■住所:〒060-8502 北海道札幌市中央区南1条西3丁目 パルコ 7階
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