2023年7月28日(金)〜29日(土)の2日間、札幌市北3条広場「アカプラ」で開催された、さっぽろ八月祭2023に行ってきました。
2015年に札幌駅前通地区の新しいお祭りとして誕生した「さっぽろ八月祭」。
昨年、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催されましたが、事前申し込みが必要でした。
今年は飛び入り参加型の本来のお祭りの形に戻っていて、皆さんとても盛り上がっていましたよ。
どんな雰囲気のお祭りなのか写真多めでご紹介します。
さっぽろ八月祭とは
「さっぽろ八月祭」とは、札幌市北3条広場「アカプラ」で毎年、7月下旬〜8月上旬に開催されるお祭りです。
東日本大震災の復興の取組の一つとして、福島県出身の大友良英氏らが立ち上げた「プロジェクトFUKUSHIMA!」の主催となって、2011年8月に福島市でライブ・アートフェスティバルを開催したのが始まりました。
大友良英さんはNHK朝ドラ「あまちゃん」オープンニングテーマの作曲家で有名ですね。
2013年から盆踊りに形を変え、2014年に開催された札幌国際芸術祭の特別プログラムとして札幌で初めてお披露目。
その翌年の2015年に札幌駅前通地区のお祭りとして「さっぽろ八月祭」が受け継ぎ、今年で7回目の開催となりました。
さっぽろ八月祭と大風呂敷
お祭りのシンボルである会場一面に敷きこんだ「大風呂敷」は、東日本大震災復興の思いを込めて多くの人たちの手で全国から集められた布地が縫い合わされて作られたのが始まりです。
敷くたびに破れたり傷んだりするので、不要なミシン糸と布を札幌市民に寄付してもらい、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)で毎年、サポーターのみなさんの手により修復されています。
優しさ一つ一つを縫い合わせた、「大風呂敷」はそんな、人と人、地域と地域を繋ぐ市民参加の象徴として「さっぽろ八月祭」に受け継がれました。
布で繋がり、踊りで繋がり、コロナウイルスで物理的にも気持ち的にも離れてしまった人々が、またこのお祭りで繋がる希望を筆者のハラちゃんは感じています。
さっぽろ八月祭2023 札幌市北3条広場「アカプラ」に行ってみた
2015年に誕生した「さっぽろ八月祭」、慣れ親しんだレトロで楽しい盆踊りを想像して参加すると驚くぐらいスペシャルなイベントです。
「盆踊りでノリノリの一体感を味わえるなんて最高!ヒャッホー」が参加5分経過の私の感想です。
キャッチコピーを勝手につけるなら『ダンス参加型ミュージックフェス〜新感覚盆踊り〜』といった感じです。
海外からいらした観光客の方々もノリノリで見学していました。
たまたま音楽につられて立ち寄った方が、アイヌ民謡の生歌を聴けてラッキーだと話していました。
このお祭りのために誕生した「さっぽろ8月祭音頭」や、
NHK朝ドラ「あまちゃん」オープンニングテーマを作曲家した、大友良英さん率いる大友良英スペシャルビックバンドの音頭も盛りだくさん。
「あまちゃん音頭」「ええじゃないか音頭」「すみだ川音頭」「新生相馬音頭」「ええじゃないか音頭」「フジオ音頭」など、どの音頭もキャッチーで覚えやすく楽しいです。
私の鼻歌のレパートリーが一日で何曲もアップデートされました。
【あまちゃん音頭】【ええじゃないか音頭】で検索するとYouTubeで動画の振り付けが観れますし、CDも発売されているので、ポジティブになりたい時、テンションを上げる時におすすめです。
オシャレなキッチンカーが4台。
羊肉のキッチンカーは特に人気でした。
荷物番をしながら、のんびりお酒を飲んで楽しんでいるパパさんや、盆踊りを酒の肴に一人参加の方も沢山いました。
足元のパッチワーク、よく見るとガチャピン。
和柄の布の中心にガチャピンを縫い合わせた、サポーターさんのセンスと遊び心に思わずニッコリです。
やぐらの上だけではなく下にも、「さっぽろ八月祭盆踊り隊(ぼんどりん)」がいて、初めて参加する方もマネをしながら踊って楽しめます。
定番の北海盆踊りも、「さっぽろ八月祭スペシャルビッグバンド」だと、カッコイイ。
こんなに音も歌も踊りも個性的で盛り上がる盆踊りは初めてでした。
とても楽しかったので、来年は取材そっちのけにならないようにします♪
【さっぽろ八月祭】
■住所:〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西4丁目 ~北3条西4丁目
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