北海道の美味しい新そばを一堂に楽しめる「北海道そばフェス2023」が、札幌・大通公園でスタートしました!そ
ばのお祭りというと、幌加内町の新そば祭りや新得町のしんとく新そば祭りが有名ですが、ついに札幌の大通でも開催です。
道内各地から集まったそばの名店が、その美味しさを競い合います。
まるっと円山も、初日から参加して、おそばを食べてみました。行く時に便利な情報と注意点をまとめ、レポートします。
会場の入り口で食券を買う
朝10時に北海道そばフェス2023の会場に到着しました。
到着すると、既にテレビ局の取材が始まっており、イベントの盛り上がりを感じることができます。(ちなみに夕方のニュースでは北海道のテレビ局5社が報道していたほどです!)
このイベントはチケット制であり、前売り券、もしくは当日券を購入する必要があります。
そば1杯券: 800円(税込)
そば1杯券+ドリンク1杯付き:1,250円(税込)(一部の日本酒を除く)
そば2杯券+ドリンク1杯付き: 2,000円(税込)(一部の日本酒を除く)
前売り券は道新プレイガイドやセイコーマート(マルチコピー機)、市民交流プラザチケットセンターで購入可能です。
当日券は大通公園8丁目の入り口(7丁目側)で買えます。
ただ、午前10時は10メートルほど並んでいたのですが、11時45分のお昼時は、50メートルほど並んでいました。
チケット売り場に大行列ができていたため、事前にコンビニのセイコーマートで前売り券を購入しておくことをオススメします。
まるっと円山のマエちゃんは朝10時にチケットを会場で購入しました。
チケット売り場では、電子決済が使えました。
チケットを買うと、次のブースでは北海道を代表する出汁のめんみが1本まるごとプレゼントされていました。
このめんみのプレゼントは毎日行われるようですが、先着限定とのこと!
なので、行かれる方は朝10時の開催と同時にチケット販売所に並ぶことで、めんみを手に入れることができます。
初日には約200本ほど配布されていたので、めんみも欲しい方は、朝10時の会場とともに行くことをオススメします。
そばブースの1期は10店舗が出店
北海道そばフェス2023の注目点は、多彩なそばブースです。会場には北海道各地のそば粉を使用した10店舗のお店が並んでいます。
開始早々に人気だったのは、幌加内町産のそばを提供する「幌加内そば」と雄武町産のそばを使った「一休製麺」です。
幌加内そばは香りが高く、そば好きたちが集まっていました。
一方の一休製麺では、800円で提供されるコスパの高い鴨せいろが人気です。このメニューは鴨が3枚も入っており、800円で食べられるクォリティーの高さが人気の秘訣だと感じました。
他にも、豆乳韃靼そばやスパイスカレー南蛮つけ麺といった変わり種のそばも提供されています。
正統派のそばから変わり種のそばまで、幅広い味のバリエーションを楽しむことができるので、北海道の豊かなそば文化を存分に楽しむことがイベント間違いなしです。
会期中の店舗のメニューやトッピング、屋台情報とメニュー・値段はこちらの記事にまとめました。
一休製麺の鴨せいろを並んで買ってみた
今回、地域メディアのまるっと円山のライター・マエちゃんが選んだのは、苫小牧に本店を構える人気店「一休製麺」です。
苫小牧市民にとって有名店で、特に天そばが有名だそう。
北海道そばフェス2023では、鴨せいろを出しています。800円とリーズナブルな価格で食べられるので、鴨肉に惹かれて並んでみました。
北海道そばフェスでは、別会計でトッピングもつけられます。一休製麺はトッピングを500円で買える「全部増し」が人気でした。
そばの量を2倍にし、鴨肉を3枚増し、ネギを2倍にしてくれるという、ボリューミーな内容となっています。
実際に並んで観察していると、数人の来場者が前後の人が全部増しを選んでいるのを見て、その人気ぶりを感じ取ることができました。
まるっと円山のマエちゃんも一瞬、全増しが魅力的に映ったのですが、今回の取材は1人です。
500円を追加で払うだけで、1,300円で2食分を食べれるとはいえ、量が多すぎます。
普通サイズの800円のチケットを渡して、注文を済ませました。
一休製麺の低糖質ダッタンそば鴨せいろを食べてみた
そばを買ったので、飲食スペースに移動して、そばを食べてみました。
飲食スペースはテーブルと椅子以外に寒さ避けの壁がビニールシートで作られており、ストーブもあることから、十分に温かったです。
10月下旬開催で寒くないかと心配したのですが、主催者の方の配慮が効いてました。
さて、こちらが注文した「一休製麺」の低糖質ダッタンそば鴨せいろです。
800円で鴨せいろが食べれるなんて、こんな豪華なことがあっていいのでしょうか!?
まずは麺です。「一休製麺」さんは低糖質ダッタンそばが売り。
屋台の前にあったリーフレット(冊子)を読むと、お店が苦労して開発されたそうで、今の時代の低糖質志向にぴったりですね。
つゆにくぐらせて食べてみると、もっちりとしていて、弾力が強いです。
麺はラーメンに近い弾力があって、そばっぽくない麺に意外性があります。
そばというと、年配の方が好むものというイメージがありますが、これならラーメン好きの若い世代にも好まれるのではないでしょうか?
その代わり、そばの香りは薄めだったので、「蕎麦の香りを楽しみたい!」という方は、別のそばの方がオススメです。
つゆはゴボウと柚子が入っており、そこに鴨肉から出た脂が出ています。
そこまでしょっぱくないつゆですが、麺に絡んで、グッとくるいいお出汁を感じました。
何よりゴボウの硬さと柚子の爽やかさがいいアクセントになり、飽きずに食べ進められるのです!
そこに追加で添えてあるネギを食べると、シャキシャキした新しい食感が加わり、新鮮な味変になりました。
そして、極め付けはこの鴨肉です!肉厚で、鴨の脂身と肉がしっかりと旨味を出してくれています。
800円のそばに、肉が3枚ついているのは、充分に安いのではないでしょうか?
次は、全部増しで1,300円を払ってでも食べたいと思わせてくれるコスパの良さでした。
これで800円はコスパ良すぎます!わざわざ苫小牧から出店してくださっってありがとうございます!
他にそば打ちコーナーやそば打ち体験のイベントも
他にも会場内では毎日開催のそば打ちのデモンストレーションや土日開催のそば打ち教室会場も。
見ても楽しめるイベントがあり、飽きさせない仕組みになっていました。
編集後記
その後にツイッター(現エックス)を眺めていると、「そばの盛りが少ない!」という意見もあったのですが、まるっと円山的には充分だと感じました。
2023年に幌加内町で行われた幌加内新そば祭りにも参加したのですが、イベントのそばの量は同じくらいです。
札幌大通の北海道そばフェス、盛りが少ないという意見もありますが、9/1の幌加内の新そば祭りもこんなものでした
— マエちゃん(まるっと円山) (@maruttomaruyama) October 18, 2023
1枚目 大通の今日食べた一休製麺
2枚目 幌加内の幌加内高校のかけそば
3枚目 幌加内の小嶋屋総本店のへぎそば
4枚目 幌加内の会津のかけそば
今年盛り上げて来年に繋げてほしいです pic.twitter.com/zyDo3Fg3EN
ただ、盛りが少ないのは事実です。
1店舗で満足したいなら、大盛りを頼んで、あらかじめお客さん側が工夫したほうがいいと感じました。
でも、北海道内各地からおそば屋さんが札幌に集まり、1〜2週間も運営されています。それを考えると、量が少なくても800円という値段はお手頃価格ではないでしょうか?
私はせっかくできたイベントなので、2024年も続いてほしいです。そのためにも盛り上げて、たくさんの人が行くイベントになってほしいですね。
【北海道そばフェス2023】
■開催日時:2023年10月18日(水)~10月29日(日) ※10月23日(月)、24日(火)は出店者入れ替えのため休み
■営業時間:10:30~20:30 (ラストオーダー20:00) ※1日各店舗1,000食限定
■定休日:なし
■電話番号:なし
■住所:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西8丁目
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